こんばんは
こんにちはアシスタントです
青梅に出張に行ってきました。
青梅駅に到着レトロな雰囲気の漂う駅です。
今回も、ものづくりについて改めて考えさせられる有意義な時間を過ごさせて頂きました。
今は、工場も数少なくなってしまったのですが、青梅は綿製品の生産地として、とても盛んな地で、ノコギリ屋根の風景の残る自然に囲まれた素敵な場所です。
今回は、タオルのメーカーさんを訪問しました
工場を見学させていただきました
タオルは、タテ糸(地になる糸)、ヨコ糸(地になる糸)、さらにタテ糸(パイルになる糸)で構成されています。
写真でも分かるように、織機の上部分に大きな円柱上のものがあります。
ここが、パイルになる糸を巻いているビームという場所です。
このメーカーさんのタオルは、紡績以外を全て自社で行っています。
質の良い素材を使用し、風合いが長持ちするタオルづくりをされていました。
吸水性が良く、肌にも優しいということで、ある病院の先生がアトピーの患者さんへ、
このメーカーのタオルを使うと良いとアドバイスをしたそうです
ベビー用品にも最適で、家に帰って確認をしてみた所、私の愛用していたタオルもここのメーカーさんの製品でした。シミはついてしまいましたが、今も十分に使える状態です。
リピーターのお客様が多いということが、質の良いものづくりをされている証だと感じました
今回訪問をさせて頂いたメーカーさんは、シェニール織りという、ドイツから渡ってきた伝統技術を伝承している数少ない会社でもあります。
シェニールとは、フランス語で毛虫という意味があるそうです。
モール糸を使用した織物です。
染色はスレン染めという方法で行われています。
堅牢度がとても高く、色持ちが良いのが特長だそうです。
図案をデータ化し、モール上の糸を作るところからスタートします。
かすり織りや、ほぐしの技法にも似た部分があると感じました。
ヨコ糸で、柄を表現していきますので、織り上げる際の精密さが問われます。
柄のズレをひとつひとつ確認をして打ち込んでいきます。
ベテランの方が手作業で織機を動かしています。
熟練の職人さんでも、1日8時間で4mしか織り進められません…。
普段は見せて頂けない部分まで、見学をさせて頂く事ができました
ドイツから渡ってきた特殊な機械もみることができました。
歴史が刻まれた機械で、改良され、今もしっかりと動いています。
入り口にいた看板猫のキジちゃん
朝も夜もみなさんに挨拶をしているそうです。
今回、工場を案内して下さった方は、繊維が大好き、現場が大好きな工場長さんでした。
社長さん曰く、この方はタオルを触っていればお腹がすかないそうです笑
本当にものづくりが好きなんだなぁと感じる事の出来る方々ばかりで、なんだかほっとするような嬉しい気持ちになりました。
私たちも頑張らなくては!!と思いました。
これから、何か取り組みができたら良いなと感じました
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